Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷草紙 第1冊 Page 21

Ryukoku University Library 第1冊

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Ryukoku University Library · 491.7-4-W-2 · Image terms · IIIF manifest

右丁

  地ゟは塩の多く入る事大に異也仍而塩塩

  を最一として遣ふ也爰に願人有而及島々に雑

  木多く有て夏枯に枯る所なれは塩焼の事を企て国益

  となし諸人の産業をまし自然と領主へ課役を貢

  する理に当るなれは塩焼の免許の事を願出けれとも

  宥めなし仍て種々に趣意をかへて数たひ願ひけれど

  もつひに不叶其故を考ふ而に国中にて塩出るときは他

  国ゟ塩を買入る事も求す着【若?】さある時は毎年往来の

  大船にてへ渡海するは無益也又穀船は遠沖を乗

  渡海もならさる物なれは其塩を積はかりに米穀諸品

左丁

  を持渡るへし殊にゟ他国へ出る金銀を賑ふなり

     地境の事

一 所在島一国の内地方を考ふ而其形ち親疎の二儀

  あり先の百姓とも住居する所を土人名付て

  の国といふは人間也又蝦夷土人の住居の所を名

  付て国といふは蝦夷の事也又に近き

  をといひ遠きをといふ也

  と奥ゑぞとは分境もなくてたゝ遠近の異名

  ありのみ也其親の形象は瓢覃の形に似て側なるもの

  也依之と奥ゑぞとを弁すへし又疎の形象は

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