Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷草紙 第1冊 Page 35

Ryukoku University Library 第1冊

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Ryukoku University Library · 491.7-4-W-2 · Image terms · IIIF manifest

右丁

  頭骨を神霊に祭る也扨又其子熊をは甚籠【寵?】愛

  して飼置成長の後に秋の末漁猟仕舞の頃

  といふて飼置たる熊を殺して神霊に備ふなり

  是を殺すに礼式有て殺し其肉を喰ふ事酒宴

  をなし大祭礼を行ふか恒例也

     銅赤熊の熊礼の事

一 其村々に乙名家に飼置赤熊成長して大熊と成たる

  を撰ひ其乙名其熊に向ひ因果因縁を解き尓して

  曰大幸なるかな我熊よくきけ此秋の氏神の犠に備

  ふるなり必す未来は人間と変生すへし仍てこれを

左丁

  楽みて潔く犠にたつべしといひ聞せ後縛縊して

  一室に率至り前後左右に繋きて大勢群集し

  枷せ桎せ等を容れ堅固に囲ひて首前に幣を立

  て鉾太刀長刀其外種々の長器を飾り其後に

  其村の乙名を初め其親類及ひ近郷近村の長たる

  者集りて扨又家格新古等に因て席に先後上

  下あり其席に急度着座あり於是射礼有銘々

  に次第を揃て矢を放つ蟇目の射礼のことし其

  式礼おはりて後大勢よりて棒負にして殺す也ころ

  し終りて後に其死骸に種々の供物等を備へ仏家

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