Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷草紙 第1冊 Page 40

Ryukoku University Library 第1冊

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Ryukoku University Library · 491.7-4-W-2 · Image terms · IIIF manifest

右丁

  せすに頓て蝦夷は浄瑠璃を語り又は歌を諷ひ

  踊をおとりてけりかくのことく平気の楽をする其勇

  気は感心せし事也予は食事はせす憂き艱難に

  逢たる疲れ来り気力薄く元気なく然るに蝦

  夷土人等の雄なる事を見て大に辟易したり

     物を問事

一 町人と言

  者と伴ひ長崎俵物御用と号しにて往

  返してに帰着し滞留せしに同年の夏

  に騒動ありて方へ味方せし蝦将蝦夷

左丁

  人ともを呼よせしに天明六丙午の年にゆきし時に

  の礼式を粗ならひ置けれは其礼式の礼儀を

  尽して尋問せし故騒動の様子を明白に領解せし

  なり其尋問の格式は先つ物を尋るに其許の噺は

  ないかと問へは親父も存命親母も存命伯父母も存

  命抔と答るにて問返して噺はないととふか定法也

  答蝦夷人の親類死去したるをもしらす尋れは声

  をあけて号泣し止ますよつて此方より其蝦夷の

  親族を指して名をいふて尋れは愁傷の伏念を再

  発するゆへ必す号呼泣すその跡にて其蝦夷人必す

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