Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷草紙 第1冊 Page 45

Ryukoku University Library 第1冊

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Ryukoku University Library · 491.7-4-W-2 · Image terms · IIIF manifest

右丁

  也されとも終には仮名遣ひも覚へけれは後には次第に

  ありかたくこそ思ひけり親のことくにしとふこそ猶不便

  を重ねけり扨此迄連れしか途中

  村の百姓に一宿せし時戯れに紙を出

  させ物を書せしに見事に其意を認めたり時に亭

  主曰前代未聞の珍事也とて甚賞美し誉めたり

  けり夫よりに帰着して滞留の内も折々物を

  書せけれは此事自然と風説と成たる歟領主ヘかく

  と聞へたれは蝦夷土人に文字を教ヘ導き或は

  言葉を示す事古来よりの制禁なりなと其科

左丁

  予に有とてより大に悪をうけたる事こそ

  是非もなき次第なり是今は既に開国の

  時に熟し到りたれは無程良国ともなるへきなれは

  より憎みたる事解すへし其制禁の品々を承る

  に皆仁道を齟齬して大に国民等の賢【災?】害となる品のみ

  数多あり彼是ともに時を得て書に顕はさんと思ふ所也

  前章のことく人道を制禁有といへとも近年になり

  国の赤人数多渉海し彼国の法令をしめし撫育教

  導すれは土人等大に懐き国の風俗に化す

  れは何ほとに制禁するとも大国なれは届く事

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