地名
史料の地名を地図・言語的由来・用例から調べられます。各項目で表記と出典を比較し、本文の該当箇所に移動できます。
比定地名 53 件・地図表示 42 件・収録用例 2046 件のうち 669 件を比定
丸印は位置を参照するための目印です。大きさは範囲・精度を表しません。座標の出典と適用範囲は各項目に記載しています。地名の出現だけでは訪問の証拠になりません。背景地図は現代の地理を示します。
664 項目・2046 用例
口蝦夷
比定未確定 · 根拠あり 0 用例・候補 0 用例・未比定 4 用例
本文の用例と地名の解釈を収録しています。場所の比定は未確定です。
記録された表記
口蝦夷
口蝦夷(くちえぞ)は、松前から見て近い側の蝦夷地を指す歴史的地域名。現在の北海道南西部、概ね渡島・檜山・後志・胆振の地域にあたる。『蝦夷草紙』巻二の地境の説明では、口・奥を遠近の呼称とし、国文学研究資料館本は山越えの通路より松前寄りを口蝦夷とする。この通路の名は龍谷大学本で「シコツ越」、国文学研究資料館本で「シフワ」越と翻刻されている。指す範囲には時期・史料による幅があり、上記四地域の現在の境界と一致するとは限らない。
松前からの遠近を「口/奥」で表す日本語の地域呼称。『蝦夷草紙』は日本に近い蝦夷地を口蝦夷、遠い蝦夷地を奥蝦夷と説明する。
用例 (4)
- 蝦夷草紙 · 国文学研究資料館 · 28:10
ノヿナリ日本ニ近キ蝦夷ト奥蝦夷ト云分界モナク只遠近ノ名アルノミ也口蝦夷ト奥蝦夷トヲ弁スルニ親疎ヲ以テス先ツ口蝦夷ハ親ニテ形象ハ瓢覃ノ如クニテ側ナル物ナリ又奥蝦夷ハ疎ニ
「口蝦夷」 - 蝦夷草紙 · 国文学研究資料館 · 28:11
ク只遠近ノ名アルノミ也口蝦夷ト奥蝦夷トヲ弁スルニ親疎ヲ以テス先ツ口蝦夷ハ親ニテ形象ハ瓢覃ノ如クニテ側ナル物ナリ又奥蝦夷ハ疎ニシテ形象ハ扇子ノ半開ニ似テ アイ ノ国ト
「口蝦夷」 - 蝦夷草紙 · 国文学研究資料館 · 29:2
シテ形象ハ扇子ノ半開ニ似テ アイ ノ国ト シヤモ ノ国トヲ弁ス扨口蝦夷ヲ弁スルニハ瓢覃ノ中ハクヒレタル形ノ所ヲ「シフワ」越ヘト云フテ山越ノ通路ナリ此山越通リヨリ松前ノ
「口蝦夷」 - 蝦夷草紙 · 国文学研究資料館 · 29:5
所ヲ「シフワ」越ヘト云フテ山越ノ通路ナリ此山越通リヨリ松前ノ方ヲ口蝦夷ト云松前ヘ遠キ方ヲ奥蝦夷ト云ナリ又 アイ ノ地ト シヤモ ノ地トヲ弁ススルハ半開ノ扇子ノ形ニモ似
「口蝦夷」