Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷草紙 第1冊 第30コマ

龍谷大学図書館 第1冊

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右丁

  興にそ乗しけり

     山谷の事

一 の山谷にいまた開国以前の国なれは開国以来

  人の足の踏さる所多し依て遠近広狭はたしかに

  しれ難しといへとも先高山には所在島の内に

  は〇次にイシリ嶋の

  次に島の内等各雲外にそ

  ひへたつ浚嶺浚嶺 中国の漢詩に多く登場する表現で 「峻嶺」と同じ文脈で用いられる事が多い。なる高山也其外所在島の内

  〇〇ヲセヤウ〇〇〇

  等の高山其外数多し沼には所在島の内に

左丁

  〇島の此外小なる沼々数々

  あり記するいとまあらす又湖水には在所嶋の

  内〇〇此等皆海水

  往来して潮汐の干満ある也各曰鳥雁鴨等あり又

  鮭鱒多し其外地には高山多く湖水の沼地

  等も多し

     酒宴の器物の事

  酒宴には甚礼式多く礼義厚し仮初にも麁

  略なる事をせす漸々と酔たる後は崩れ易きやう

  なれとも是和するの礼也といへり各諷ひ舞ひ後には

固有名・語句 →

翻刻者のメモ

  1. 浚嶺 中国の漢詩に多く登場する表現で 「峻嶺」と同じ文脈で用いられる事が多い。 — 三上正昭