Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷草紙 第1冊 第7コマ

龍谷大学図書館 第1冊

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翻刻済
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龍谷大学図書館 · 491.7-4-W-2 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト

右丁

  のみ正に何ヶ年以前何月といふ事は更になきなり

  候は四季の寒暖を前広より候ひしるには魚虫

  の出没或は草木の枯稿繁も或は鳥類の往来を見

  て知り嘲【潮?】声を聞て察し今何日にして其節気至

  ると正にしる事あたはすこよみなけれは何によつて

  しるへきやうなしへきやうなし 「~(する)方法がない、道理がない。」

一 蝦夷土人風俗を見るに年貢なき国なれは租税を

  出す心配りもいらす金銀銭不通用なれは金銀銭

  を儲貯る貪念も起らす野菜を喰はされは田園

  を耕す骨折もなく美服着用せされは色品模様

左丁

  恰好等の望もなし魚類は沢山にある国なれは晨

  夕の食物無にも患へす毎日惣々緩々として遊ひ

  月日を送るなり是蝦夷一同の風俗なり

     以上十五則

固有名・語句 →

翻刻者のメモ

  1. へきやうなし 「~(する)方法がない、道理がない。」 — 三上正昭