Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

北海随筆 第27コマ

筑波大学附属図書館 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト

状態
翻刻済
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  1. 海楫 240字
  2. 三上正昭 230字
  3. 茨木正子 21字 · 校閲
2026年5月5日保存
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右丁

  古へ過たる計りにて実のらす又といふ所にても心見

  けれともさのことくなる故其後稲は出来さるものに成て

  又心見るものもなし畢竟霜の降事早き故歟米不自

  由はなき故心を尽すものなき故か不不出来といふ事ある

  へきやも以前はのことくに米不出来国たるへし

  今のよりへかけてこと〳〵く平田と成しは

  久しからさる事のよしの内北海の辺は皆新田

  にて米能出来る故山間まて田地と成しなり惣して

  新田開発の場所早く利を思ふ時はならす当前は

  実のらさる心持にて取かゝらされは成就なりかたし

左丁

  一年心見て不出来故土地に合すと決定する事有へからす

  米のみならす麦も出来さるものにして作らすありけるを去

  年早麦の種を三ヶ所に心見つれは成程能出来実法て

  また〳〵帰路の時其種持来しなり粟稗蕎麦大豆

  小豆等にても畠にこやしせすまきおろしたるはかりにて

  相応に実のれり茄子瓜なとも能出来る也惣して

  草立は余国に倍して繁茂するは土地よろしきゆへ

  にや又雪にて押れ陽気一時に発する故にや虎杖蓬

  なとは一丈余りにのひたる所あり馬にて通るに枝葉其

  上をおほひて鞭を以て打払〳〵通る所あり款冬

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