筑波大学附属図書館 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト
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- 翻刻済
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- 2026年5月5日保存
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右丁
古へ過たる計りにて実のらす又といふ所にても心見
けれともさのことくなる故其後稲は出来さるものに成て
又心見るものもなし畢竟霜の降事早き故歟米不自
由はなき故心を尽すものなき故か不不出来といふ事ある
へきやも以前はのことくに米不出来国たるへし
今のよりへかけてこと〳〵く平田と成しは
久しからさる事のよしの内北海の辺は皆新田
にて米能出来る故山間まて田地と成しなり惣して
新田開発の場所早く利を思ふ時はならす当前は
実のらさる心持にて取かゝらされは成就なりかたし
左丁
一年心見て不出来故土地に合すと決定する事有へからす
米のみならす麦も出来さるものにして作らすありけるを去
年早麦の種を三ヶ所に心見つれは成程能出来実法て
また〳〵帰路の時其種持来しなり粟稗蕎麦大豆
小豆等にても畠にこやしせすまきおろしたるはかりにて
相応に実のれり茄子瓜なとも能出来る也惣して
草立は余国に倍して繁茂するは土地よろしきゆへ
にや又雪にて押れ陽気一時に発する故にや虎杖蓬
なとは一丈余りにのひたる所あり馬にて通るに枝葉其
上をおほひて鞭を以て打払〳〵通る所あり款冬