Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷草紙 第1冊 Page 37

Ryukoku University Library 第1冊

No corresponding page is recorded for this copy.

Transcribed
Facsimile

Ryukoku University Library · 491.7-4-W-2 · Image terms · IIIF manifest

右丁

  々々と云て呼ふ斗拳を握り臂を曲け二腕と肩と

  平らに張り臂の内簾内簾 内廉(ないれん)の誤字か。。。。。 内廉は、体の部位や器官の内側の事。 内(御)簾は、寝殿造りの母屋にかける御簾の事。にて脇の下を打ならし躍り

  上り跳あかり打也其勢雉子のほろゝの羽うつかことく

  躍り跳る如斯して円く一周り廻り力足をふみ互に

  勇気を見せて東西に元の所に引退なり夫より又

  各々一人つゝ出て打者は槌を持打たるゝものは手を

  にきり互にすつと立より背中を打なり打者は槌を

  持て躍り上りはねあかり勢ひかゝつて槌をふりあけ

  走り寄て再ひうつなり又うたれたる者打たるもの

  をうつて遺恨を残さす互に弱りたる気色を見せ

左丁

  しと躍あかりはねあかり互にあさ笑ひて力足をふ

  み入替り立替りて東西に立並ひたる蝦夷土人残らす

  打おふ也是槌打の法式にて昔よりの定例也扨又天

  気祭風祭といふ事有て此槌うちを祈祷に興行

  する事是の在々に産神の祭礼に相撲を興

  行するに等し此槌打をにてはつゝらうち蝦

  夷にてはといふなりとかく重き祝義なとに

  是非に興行せねはすまぬ事に思ふは蝦夷土地の

  時勢にて私ならさる所なり

一 鶴の舞といふ事是も前章のことくとかくに興行す

Names & terms →

Notes from the transcribers

  1. 内簾 内廉(ないれん)の誤字か。。。。。 内廉は、体の部位や器官の内側の事。 内(御)簾は、寝殿造りの母屋にかける御簾の事。 — 三上正昭