アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language Aynuitak Huskokampi

蝦夷草紙 Page 5

Ryukoku University Library · 491.7-4-W-2 · Image terms · IIIF manifest

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右丁

  等真水にて煮て食すたま〳〵には海水を真水に交て

  塩梅する事も稀にあるなり食事をするにたとへ物

  の多くある時は終日終夜食ひつけ又食物の無時は

  二日も三日も食事をする事なけれとも敢而食物

  を欲する事なし

一 蝦夷地都て一村といふとも家宅僅に五六軒七八戸又は

  適々に十軒位もある所を大村として稀に有也

一 蝦夷土人都て住所に家宅は有といへとも一生涯の住

  所共定めす稼穡に出ん時は家族を連立伴ひ

  器財を携へ其住所をはなれ己の家宅をは丸明

左丁

  にして稼に出て其先〳〵に猟産のある所に仮小屋

  を懸住居を定る也是蝦夷土地の風俗なり猟産は

  春夏秋冬によりて猟のある浜と猟の無浜との差

  別有て猟産業をす体は年中同所には住居せす

  猟業の多き方へ移りて所々に仮住居して年月を

  送り生涯住居を定めさるなり

一 家作は杉木を掘建にして柱とし桁をかけて梁を

  渡さす松首#1をあけ藁茅にて家根をふき壁なく

  藁茅を用て墻となし農民の守舎のことく也方二三

  間はかりを大なる家屋とす

Notes from the transcribers

  • 松首 杈首(さす)の事か c-40dca7c6
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