アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language Aynuitak Huskokampi

蝦夷島奇観 Page 44

Hokkaido University Library · Image terms · IIIF manifest

Status
Transcribed
Transcribed by
c-eae73354 · last saved 19 Jul 2026
みんなで翻刻
Open this page on みんなで翻刻
TEI
ezoto-kikan/hokudai.xml · pb n="44"

カラフト島は西夷地サウヤより西廿里にあり

島の極を当【尽ヵ】す者なし明和年間松前家

臣和田某を遣して五十有余里を順島せし

む夫よりシラヌシに館を建て鎮護す享

和改元年信濃守源忠明奉

台令西夷地を回り属吏中村意積高橋

一宅に命して南北二百余里の地理を#1しむ

古よりカラフト人山丹人共にソウヤに来り

持渡る錦玉煙管の種々獺狐狸鹿の

皮と交易す煙管には満文を刻す漢文

字を記したるもあり錦は唐山蘇州にて

製せるを韃靼に渡来す蘇州の織臣相

瑞と織入しを予蔵せり初め此島の

夷山丹夷と共にソウヤに来り韃靼服を

着したり唐人と云しより島名となり

たるかシラヌシより西百里にタラヰカと云

所あり是此島の名なるよしソウヤ首

長ヲタトモンクルかたれり

一風俗も蝦夷とは少し異り服も蕁麻

糸にて織り文鋪如図冬春は穴居し土

隅埴物を製し用ゆまた家々犬を

飼ふ児犬の時陰嚢をぬく玉を抜取

育つれは後勇猛多力にして舟を引

亦雪中車を牽く雌犬に交合の気を発せす

Notes from the transcribers

  • ■は「文+見」。 「覌(観の異体字)」ヵ。 c-eae73354
Transcriptions CC BY-SA 4.0 · Facsimiles by their holding institutions rec.aynu.org