Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

恵渡路部漂流記 第30コマ

北海道大学附属図書館

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北海道大学附属図書館 · 旧記212 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト

右丁

歩之通 ̄シに仕候、南部と津軽の間にて、三人列の商人 ̄ニ

行逢て、南部にては一ツ宿に泊 ̄リ申候、三人の内両人は

大坂元老須町の、長五郎□□□、□人は伊勢者のよし、

皆船大工にて、奥州へ船作りに参候て帰候由、此方共は、

何方衆にて候哉と尋候故西国ものにて候と申候へは

国はいつれにて候やと申 ̄ニ付、薩摩者にて候、か様之

難風にて、漂着の体物語いたし候へは扨々笑止成事 ̄ニ候、大坂

にても兼て、其義及承候、ゑとろふへ着候而は、さそ〳〵

左丁

難義にて可有之候、路金も有之候由、不足に候はヽ

金子弐三両も可遣之由申候へ共、相応に持合候よし

申候へは、菅笠を一ツつゝ買候て、くれ申候、翌日別れ其

しともは、馬にて通 ̄リ候故、重て進不申候、夫ゟ

道中二十四日ふりにて、武州江戸芝御屋敷

十一月四日致到着候□□□□□

 右漂流之趣大形絵図にしるし申候

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