Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷紀行 第1冊 第12コマ

龍谷大学図書館 第1冊
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 如斯する事なれハ此前の山路は大なる街道の

 如く旦夏月中往還の諸夷も大抵絶る間も

 なく此処に至りし時も(界の地名)

 抔称せる異類の夷其外にも種々

の船八九艘も泊り在しといふ

一夷カラツト島に到る時ハ大抵を

 乗下りて島に達すといへ共或は此処に至て前の

 如く船を引越に出に渡る事有と云

一此処にて(地に居する者)の多

 夷粟を船夷に贈りし故炊き食して甚美

 なる事を覚ふと云

を発して縁を下りけるに此川は小川

にして処々に岩瀬多く流下すへからさる処も有け

れハ船を下りて夷と共に是を挽に其流水殊に清

冷骨に徹して疼痛するに堪す蚊多し是

の如く烟霧又咫尺を弁せす漸にしての

源に出けれハ夫よりハ水も深く停滞する処もなく

と称する所を過きに入ぬ

一此湖水の両岸大抵石窟多く其広き所に至

 りては両岸の直径凡一里許にして其中彼岸

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