龍谷大学図書館 · 491.7-4-W-2 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト
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- 三上正昭 438字
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右丁
浜【誤字ヵ】し透し漸温地面に距るゆへに地面常に凉冷なる
はづ也仍而温気滞る故夏中といへとも温暖不到因て
北極出度相応に四時の行はれたる也
一 近在近在悉く畑と成したり産には大豆
小豆粟稗蕎麦大角豆菜#1大根荏種其外何に而も
相応に出産する也当時にて米を植蒔せさるのみなり
予
#2の御時に地へ通路せしときにに
いたるより東北に当りて二百余里にあり此
運上小屋にて朝夕の遣ひ水は山の根に少しの清水有て
左丁
此清水を汲運ふなり予行て見るに湧出る泉の通は
谷地にて種まく人もなくして自然とはへたる稗の稔り
たるを見たる也是則粟稗の出産する証拠なり然る
に彼国法にてえ都て穀物の種を渡す事停
止なりと其故をしらす是嘆すへきの甚敷にあらすや
窃に考ふるに蝦夷土人農業に力を尽しては土産の
干魚等の海猟にも土産を相減する道理なれは
地より来りて猟場請負人の交易の品々不足し運
上金も相減せんとの故成へし庶くは蝦夷の土人に粟
稗を初め百穀を作りて農業を稼穡とするの利益