龍谷大学図書館 · 491.7-4-W-2 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト
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- 三上正昭 417字
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右丁
たり時に土人に通詞有て此通詞に蝦夷土人
等手をひかれ出る大勢有ても段々に蝦夷土人より
ゑぞ土人に互に手と手を採合て連なりひき伴ひ
有司の前に目見に臨む其体甚た恐れ敬ひて肌を
震ふて謙退して傴瘻(セヲタミ)歩み礼譲厚く慎て其
席に発坐す有司の命ありて通詞せさるうちは
謹てものいふ事なし恭敷合掌し良ありて後
有司に向ひ坐を居さり進み寄たる時通詞よりて
後有酒樽をかつき蝦夷旅宿に帰る也都而ゑそ土
人の情は初に厳しくて終りては崩れたるもの也
左丁
万事葛【万?】端みな是に準する人情なり謁見の礼は
厳しく厚くて離別の礼はなし
対面の礼の事
一 予島々に先駆して行ける時所在島来
の乙名手船に乗組て天明六
丙午三月十日にを出帆して嶋の奥
といふ所に同年五月五日に着岸す此所の
乙名といふ此ものは尊島中に名高き
大身にて智略深く土人大に恐れ敬ふ者也時に
は渠か聟なれは饗応に急に濁酒を造り聟