龍谷大学図書館 · 491.7-4-W-2 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト
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- 三上正昭 429字
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右丁
類を船につみて嶋の運上小屋に来り交
易して代り物の米と麹と小間物類を請取て浜
辺に丸小屋を懸て逗留し居けるか其近所五里
七里隔たる所に住居せし妾の方へ米と麹とに小間
物とを配分す但し米八斗俵麹八升俵也是を三俵
つゝ送り遣せは妾其米と麹にて濁酒を造リ
方へ呼使を遣は旅先へ連あるく妾とも
に手をひかれゆきて到れは饗応に濁酒を出し妾
と共に酒宴をして遊興するなり妾とも大勢より
あひても悋気嫉妬の意もなく皆頼母敷睦敷もの
左丁
なり蝦夷土地の風俗にて大身小身に限らす旅稼商
等我家内の者を不残召れ家財も携へて巡行
す是蝦夷土地の風俗なり又妾共には家を造リ渡
置のみ外に衣食の手当もなく閣けとも独り
我身を営成しといふ樹の皮を煉り
といふ太布のこときものを織て衣服となして夫に贈
ると蝦夷の婦人の習はせ也大身の乙名なとには
とて家来大勢有代々相伝の家来にて主人
旅稼に出る時は此ともの妻子も倶に従ひゆ
く主もも家内不残旅先に滞留して稼し