Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

北海随筆 第16コマ

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  1. 三上正昭 477字
2026年4月23日保存
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右丁

  ものゝよしへかけてもまれなり増て

  桧山は残らす伐尽して今伐出す所の桧は皆桧葉と

  いふ木にて桧にはあらさる也に蝦夷松とて一種

  あり桧に類す此材ある山は所々にあり是又他国に

  なき材なりといふ山師

  松山を請合今最中伐出しへ積廻し今桧の代り

  に是を用ゆにて献上台障子曲ヶ物等に用ゆる所

  木目細かにして筋目通り桧よりも美なりまた大葉

  五葉松あり蝦夷松よりは劣れりといへとも良材也

  雑木にはといふ木あり樅の類なり

左丁

  梅セン桂栃朴木榎黄柏等多し竹はなし矢竹斗り也

  土地広大なれとも寒国にて生理少き故か草木禽獣

  魚鼈まて本邦よりなきもの多し

一 の交易物の内錦青玉等はより持来る

  なり惣名はといふ国廻三百里程の

  嶋なり此嶋西南海の方は遠浅にて沼のことく又潮も

  濃くして重きゆへに船乗かたし西面は二尺斗の大芦

  又椰子の実流れ寄を取来りて商人へも与ふる

  事ありへ近き所をといふ此より

  といふ所へ海上三里といふ

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