筑波大学附属図書館 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト
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- 三上正昭 473字
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右丁
物語しけるは一とセ難風にて数百里の外へ吹出されたり
し時漸嶋を見付て船を寄けるに其嶋のものとも男女の
差別もなく皆一眼にてありけるまゝ恐ろしき事に
思ひて舟を差出しけるに大勢渚へ出て物なといひ
けれとも何といふ事ともわかちかたく通セす
よりは北に当りたる嶋のよし也又東へあたりたる嶋の
内に熱国ありて毛髪縮みたる有ともいへり
一 より二十里手前にといふ所あり
大材を出す八年以前商人といふ者
始ての山入して材を出セりみな帆柱に用ゆ
左丁
へし此時より直にへ乗付の材木問屋
右の材木共揚たり大材故価を待て今に残りてあると
なり此乗方大洋を来りて甚た近しといへりさもある
へきなりの形状北より東へ広しの向ひ
東北にあたる地より横に東海へはひこり#1出たる地勢
凡二百里計なり古人持伝へたる地図みな杜撰なり
辺土さも有へき事なり 本邦の地図といへとも微と
するに不足事ありハ西国の限りは東国の
限り風馬牛も不及然るにの沖乗の漁舟と
沖乗の漁舟と争論ある事あり又へ漂着
翻刻者のメモ
- ひこり 「**氷凝**」 氷を表す古語。 — 三上正昭