筑波大学附属図書館 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト
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- 三上正昭 492字
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右丁
とても以前のことくにセは夥しく屈事也は
といふ所のにて制強者成故東西手近き
ともを手下につけへ敵セしなり仕置延引セし内に勢ひ
強大になり三年にわたりて戮セられたりまて
七十年なり惣ては制強にしてやゝもすれハの
今を蔑にセりのあたりは別して
取扱ひ六ヶ敷となり去々年もにやかましき事
あり去年は商船の行事やめられたり
一 東海にといふ魚あり其大さ何程といふ事を知らす
鯨を呑といへり春夏は南へ出て秋よりは北海へかくる
左丁
の漁船ともは度々出合て是を知れり浮上る
事は稀なり海底雷のやうに唱て波浪あらくなり
鯨鯢東西にわしる#1時は必来れりと知て猟毎とも
早く逃帰るなり稀に浮みたる時見れハ大なる嶋三ッ四ッ
出来たることくになるは背の鰭なるへし全体を見たる者ハ
なしといへり又といふ魚ありて鯨を切て喰ふ
是は小魚にてにもあり鯨の死て流るを見か
けれハ小船にて鯨へ乗移り切取時是を見るに
の切たる跡あり又鯨の臠の浪に浮みて家来る
事あり是もの所為なり又といふ
翻刻者のメモ
- わしる 走る、動く、逃げる、流れるを指す古文。 自動詞ラ行四段活用 — 三上正昭