Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

北海随筆 第29コマ

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  1. 三上正昭 496字
2026年4月27日保存
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右丁

  見れハ方百間計りの間山落入て谷となり又方百間計の

  小嶋海中に出来たり辺土にはかゝるふしきなる事も有

  けるもの也予も行て見けれとも此辺海岸小嶋多く岸は

  岩石にて荒磯なれハいつれ新たに出来ける小嶋とも見へ

  さる故うち見には聞伝へとは違ひてふしきの思ひもさめ

  けり此より三里西といふ所迄御巡検も御出の場所

  にてより十二里といふ所西方の限り

  なり東方はより廿七里といふ所領分の限りにて

  より一里といふ小湊廻船入込繁昌の所なり東廻り

  御廻船も此所にて日和待をして出舟す是迄御巡検の

左丁

  御出の場所なり此両国とも無之船掛りの入江

  にて別して土地よろしく三里四方計りの平地あり

  畠として百姓住セり此辺の山は尾崎長くそひへゆるやか

  なる景勝ことくなり此より三十里

  といふ山あり硫黄気にて絶頂焚崩れ臼の形の

  ことくに残れり麓にとて安置セり

  も是を尊敬し不思義の奇瑞も有よし云伝ふ

  は往来禁制なれとも廻国の僧は忍ひて参詣する也

  の麓は又入江にて景勝無類の所にて

  東はとて信心のものは参詣する山なり一国悉く

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