Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

恵渡路部漂流記 Page 18

Hokkaido University Library

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Hokkaido University Library · 旧記212 · Image terms · IIIF manifest

右丁

   不申候、誰にてもおつてなおつかいほうと、それ〳〵によひ候へは、

   おうと答申候、去月はおしゆら月、常に穢不浄を忌

   不申候

女の経水無之、子をうみ候時は、山に行産いたし、其子は犬の皮

に包、あとさきを縄にて結、つとの様にいたしひつさけ、ありき

候へとも、然々シカ〳〵鳴 ̄キもいたさす候、赤子より背通 ̄リには、黒き毛一通り ̄リ

はへ在之候、産いたし候女直に薪を取働いたし帰申候、子共の

きる物は、大かた犬の皮にて候、島次に松前の方へ送 ̄リ申候、船中

左丁

にても子をうみ候女有之候、殊之外心安平産いたし候て右の仕

方にて指置候、

一はき取候衣類は、位のよき者共着仕候、下々 ̄ニ而もまれに

壱つは着申候、米も位能者食を給申候、

一拾四人の者ともゑとろふに罷在候内、食をもあたへ不申候故、

魚を煮候家を見すまし込入候て、乞食いたし候、くわせ候者も有

之、又かたすらに取入、くわせ申さぬ者も有之候、中途にて出合

候ては食にあい候やと、たかひに問合候て、いまた給申さすと申

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