Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷草紙 第1冊 Page 18

Ryukoku University Library 第1冊

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Ryukoku University Library · 491.7-4-W-2 · Image terms · IIIF manifest

右丁

  浜【誤字ヵ】し透し漸温地面に距るゆへに地面常に凉冷なる

  はづ也仍而温気滞る故夏中といへとも温暖不到因て

  北極出度相応に四時の行はれたる也

一 近在近在悉く畑と成したり産には大豆

  小豆粟稗蕎麦大角豆菜「大角豆菜」 大角豆 ササゲ豆の事。 角豆菜 シカク豆(四角豆)の事。 どっち??大根荏種其外何に而も

  相応に出産する也当時にて米を植蒔せさるのみなり

  予

  「浚明廟」 10代将軍徳川家治。の御時に地へ通路せしときにに

  いたるより東北に当りて二百余里にあり此

  運上小屋にて朝夕の遣ひ水は山の根に少しの清水有て

左丁

  此清水を汲運ふなり予行て見るに湧出る泉の通は

  谷地にて種まく人もなくして自然とはへたる稗の稔り

  たるを見たる也是則粟稗の出産する証拠なり然る

  に彼国法にてえ都て穀物の種を渡す事停

  止なりと其故をしらす是嘆すへきの甚敷にあらすや

  窃に考ふるに蝦夷土人農業に力を尽しては土産の

  干魚等の海猟にも土産を相減する道理なれは

  地より来りて猟場請負人の交易の品々不足し運

  上金も相減せんとの故成へし庶くは蝦夷の土人に粟

  稗を初め百穀を作りて農業を稼穡とするの利益

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Notes from the transcribers

  1. 「大角豆菜」 大角豆 ササゲ豆の事。 角豆菜 シカク豆(四角豆)の事。 どっち?? — 三上正昭
  2. 「浚明廟」 10代将軍徳川家治。 — 三上正昭