アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language Aynuitak Huskokampi

北海随筆 Page 48

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右丁

  数百人より納る所其取集るの日は役所に渋紙四五枚敷て

  砂金を取集々々する内に山のことくに砂金集りけるとなり

  領主へ納る所砂金は三十分の一にて此砂金一国の利沢と

  なる事あけていふへからすシヤムシヤヰンが乱後砂金の業

  絶しより民の利沢も半に成けるかシヤムシヤヰンの乱は元文

   己#1の年より七十年以前の事のよしされは砂金の運上

  なしといへとも今領主へ収納となる所も少しとせす其大

  概を聞得る所

    古金千弐百匁程  シリヘツ山材木運上

    同 千七百匁程  鯡運上

左丁

    同 千弐百匁程  商船運上

    同 千七百匁程  蝦夷地秋運上

    同 三百匁程   同夏運上

    同 百匁程    昆布運上

    同 千四百匁程  他国人役金

   此外畑年貢入船商物運上等瑣細の事は略す其委

   しきは民間の知るへきにあらされは見分を以土器の

   者のいひ伝ふる所なり

一 山海の利沢ありといへとも五穀生せされは国勢立かたく

  質朴の民といへとも凍餒の憂は堪る事なし一とせ

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