Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷紀行 第5コマ

龍谷大学図書館 · 491.7-26-W-3 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト

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  1. 川普京 486字
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する心あるに地夷の流言する処初島の夷奥地に入時

ハ往時より交易の諸品を貸置し続の為に質と

なし奥地の夷是を捕らんといたしなと聞及ひれは

去年の狼藉を思ひ出し従夷等悉く恐怖し

更に従ひ行へしといふ者なし故に六夷の内悍骨な

る者一人を残し余は悉く帰り去しめ漸にして

地夷五人を雇ひ舟を出して四月九日の崎に

至りしに海上猶凍合して船をやる事不能故に五月

七日迄此所に滞留せしによりの傭夷また是より

奥地に入事を憚りける故此所にして舟た一夷を傭

先駈の者となしけれは後は皆漸に心を安ふし船を出す

へきも及ひ船一艘を借て(船の図前偏に出す

の送る所なり是ゟ奥地ハ湖頗多くして

初島歌弱の船を以て進退する事あたはす

故に地夷の用る所上且船を借るといふ)同八日此所を発し同

十日に至りしに従夷亦行事を恐るゝに依て

止事を得す地夷壱人を傭ふてまた先ン導となし

同十二日此所を発し其日に至つきぬ此ところ

北島極北の地にして夷家わつかに五六屋ある処

なりより此所に至ルの間嶋と素韃地の

相対せる廻海にして潮水悉く南に流れ其間瀬

路ありといへとも波涛激沸の愁も少し小軟の夷船

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