Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷紀行 第4コマ

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  1. 川普京 451字
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しと夫ゟ酒杯あたへ色〳〵の耳言恵教を以て其心を

慰めけれは漸に解心して従ひ行へしといふに至り大に

力を得て和洋を窺ふの間日数十一日にして漸風波も

穏なれハ同月廿五日此所を出て九月三日に至り

付ぬるに是より奥地ハ異俗の夷域に入事既に深く

且日を追て寒威増劇に趣き貯糧も又多からされ

は従夷しきりに帰りさらんと云て強ゆへからさる勢

なれは已事を得すして終に船を返し九月十四日

に帰り着ぬ去にても此志を空して徒に帰り

さらん事の口惜けれハ如何にもして帰上の凍合する

を待水上を経歴して奥地に至るへしと思ひ十月十四日

まて夷家に寓宿しけるに日を追て積雪山をなすと

いへとも海上更に凍合セされハ如何に思ふ共奥地

に至るへき術なく旦日々食糧も残少々なり終に

雑具を約して船と共に夷家に託し置六夷を牽

ひて積雪をおかし陸行して十一月廿六日に帰

り至り夷家に寓宿して其年を踰へ巳年正月廿

八日まて此所に滞留し食料の貯なと調へて廿九

日此所を出又奥地に向しに二月二日に至る是ゟ

奥地ハ悉〳〵附属の夷域なれハ初島の夷恐怖

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