本文の表記 シヤルシヤム · シャルシャム
『蝦夷草紙』で天明6年に筆者が着岸した択捉島の奥の場所。乙名マウカアイノの所在地で、ロシア人との接触や現地の有力者の情報を得る場面に関わる。
名称の言語的由来は未確認。
参考文献
用例(5件)
- 国文学研究資料館 · 36コマ・4行 · シヤルシヤム
…テ天明六丙午年三月十日 アツケシ ヲ出帆シテ「エトロウ」嶋ノ奥 シヤルシヤム ト云処ニ同年五月五日ニ着岸ス此処ノ乙名ハ マウカアイノ ト云此者ハ当島中ニ名高キ大身ニテ智慮深…
- 国文学研究資料館 · 94コマ・4行 · シャルシャム
…也又此 シヨツチキヤ ヨリ此方最寄リノ隅ニ当リ海路九十里ニシテ シャルシャム ト云処アリ此所ニ マウチカアイノ ト云乙名アリ此乙名ノ所ニ魯斉亜国ノ人ニテ赤人ト唱フル者滞留シ…
- 国文学研究資料館 · 94コマ・14行 · シャルシャム
…能ク習ヒ通詞ヲスル也是ニ因テ赤人ヨリ名付テ ホヲナンセ ト云此 シャルシャム ヨリ僅北方ニ行キ センネヘ ト云処アリ此所ニ滝アリ髙山ノ絶頂ヨリ直ニ海中ニ落ルナリ其体白布ヲ引…
- 国文学研究資料館 · 104コマ・16行 · シャルシャム
…年五月四日ニ着岸セリ翌五日朝六ッ時此所ヲ出帆シテ同日昼八ッ時同島シャルシャム」ニ着岸ス時ニ此所ニ滞留ノ赤人主従三人浜辺ニ出テ迎ニ待居タリ予アツケシ」ノ乙名イコトイ」カ船ニ乗…
- 龍谷大学図書館 · 第1冊 · 28コマ・17行 · シヤルシヤム
…手船に乗組て天明六丙午三月十日にアツケシを出帆してエトロフ嶋の奥シヤルシヤムといふ所に同年五月五日に着岸す此所の乙名マウラカアイノといふ此ものは尊島中に名高き大身にて智略深…