龍谷大学図書館 · 491.7-4-W-2 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト
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- 三上正昭 413字
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右丁
五反の積りなる所五町七町の事に非す野にても山にても
勝手次第に新開田をする也扨年貢金を名付て
御役といふなり又古畑を捨て荒起を発するは𦳊
をするを面倒かりての事也畑を穿種を蒔に後は
𦳊をせす耘りもせす草去の世話もせす唯作り捨に
して手数かゝらさるを第一とす此故に終に土地痩て
潤しからすといふ此間百姓儀兵衛は生国の者也
成て古今も耕作の法に耕しては如何やと尋るに其
者の曰等の耕作方も随分知りては居れと
も当国のならひにて𦳊を用ひす耘もなく畑数を
左丁
多く発をよしとす如斯に麁略なる耕作すれとも
家族の養育も事たりけれは敢て改すといふ農業
には限らす都而上より教ヘ導き撫育等の令なけ
れは小民の惰弱は世の常也是は未開の土地の時勢なる
へし
新開田畑の事
一 御代官といひし人の羽州と
いふ松原を新開せし時に初年田畑ともに穀実稔ら
す翌年百姓とも心力を尽せ共其験うすく然といへ
とも年を逐て心力を尽しけれは今は既に上畑上田