Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷草紙 第37コマ

龍谷大学図書館 · 491.7-4-W-2 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト

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  1. 三上正昭 436字
2026年6月2日保存
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右丁

  々々と云て呼ふ斗拳を握り臂を曲け二腕と肩と

  平らに張り臂の内簾#1にて脇の下を打ならし躍り

  上り跳あかり打也其勢雉子のほろゝの羽うつかことく

  躍り跳る如斯して円く一周り廻り力足をふみ互に

  勇気を見せて東西に元の所に引退なり夫より又

  各々一人つゝ出て打者は槌を持打たるゝものは手を

  にきり互にすつと立より背中を打なり打者は槌を

  持て躍り上りはねあかり勢ひかゝつて槌をふりあけ

  走り寄て再ひうつなり又うたれたる者打たるもの

  をうつて遺恨を残さす互に弱りたる気色を見せ

左丁

  しと躍あかりはねあかり互にあさ笑ひて力足をふ

  み入替り立替りて東西に立並ひたる蝦夷土人残らす

  打おふ也是槌打の法式にて昔よりの定例也扨又天

  気祭風祭といふ事有て此槌うちを祈祷に興行

  する事是の在々に産神の祭礼に相撲を興

  行するに等し此槌打をにてはつゝらうち蝦

  夷にてはといふなりとかく重き祝義なとに

  是非に興行せねはすまぬ事に思ふは蝦夷土地の

  時勢にて私ならさる所なり

一 鶴の舞といふ事是も前章のことくとかくに興行す

固有名・語句 →

翻刻者のメモ

  • 内簾 内廉(ないれん)の誤字か。。。。。 内廉は、体の部位や器官の内側の事。 内(御)簾は、寝殿造りの母屋にかける御簾の事。 三上正昭
翻刻 CC BY-SA 4.0・画像は各所蔵機関 rec.aynu.org