乙部(おとべ)。渡島半島西岸、江差の北の沿岸地域。『北海随筆』では江指からの里程、巡検、熊が馬を襲う話に現れる。町の解説は、川口の沼を表すアイヌ語名を現在の姫川に結び付ける。
乙部の名は、現在の姫川を指すオ・ト・ウン・ペ(o-to-un-pe)に由来するという。乙部町は「川口に沼があるもの」と説明している。
用例(3件)
- 筑波大学附属図書館 · 29コマ・6行 · 乙部
…うち見には聞伝へとは違ひてふしきの思ひもさめけり此江指より三里西乙部といふ所迄御巡検も御出の場所にて乙部より十二里熊石といふ所松前領分西方の限りなり東方は松前より廿…
- 筑波大学附属図書館 · 29コマ・7行 · 乙部
…ひもさめけり此江指より三里西乙部といふ所迄御巡検も御出の場所にて乙部より十二里熊石といふ所松前領分西方の限りなり東方は松前より廿七里亀田といふ所領分の限りにて亀田よ…
- 筑波大学附属図書館 · 42コマ・13行 · 乙部
…馬を取事は猫の鼠をとるよりも易く平首を推折て肩に引かけ山へ入と也乙部といふ所にて馬を見入れ夜々其家に来るを里人とも其馬の左右に四人各竹鑓を持厩の上には八寸角をならへ…