筑波大学附属図書館 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト
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- 三上正昭 453字
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右丁
大舟を仕立てへ遣されへ乗廻しけるに順風まれに
して日数懸りといふ所まて渡りけるに程
なく秋の末にも及ひ海上あらく成て乗かたき故
まても渡らすして帰りしとなり残念の事なり
理の図元より所持セり又とにて人の秘蔵
セしを写取しも数通あり両年彼地にありて右の図と引合
の様子考見るに相違多しよつて両年見分セし山々の
方所を碁#1にし具に地理図新たに仕立て大図小図ともに
あり
戊 未#2初夏
左丁
一 は海辺に住て山に住は少く一体皆漁人なり
山に住は稗粟等作り又獣を取て食し其皮を
着す夷の気質正直にして痴なりセわ〳〵敷事なく
心長くして悠然としたる風なり元来下国にて獣に
ひとしき形なれとも心のゆたかなるは衣食住の憂ひなく
金銀通行セされハおのつから利倍の欲なき故なるへし
家居はいつれへ移すとても心にまかせ家作は山より木
を取来り縄にて結ひむしろ能にし床なくして
みな土間なり或は木皮にておほひたるもあり衣は
といふ木の皮を以て手織にし是をといふ