筑波大学附属図書館 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト
- 状態
- 翻刻済
- 翻刻
- 三上正昭 450字
- みんなで翻刻
- このコマをみんなで翻刻で開く
- TEI
- hokkai-zuihitsu/tsukuba.xml · pb n="32"
右丁
又鹿の皮をも着しあるにまかセたる体なるは寒暑散
て覚へさる故なり散し髪にてかふりものなく既に
して平生は帯をセす食物は海より上れハ敢て蓄積
の用意なし朝夕極りたる時刻の食事なくたゝくれ方
より喰ふ一食なり形象一眉深目長鬢にして惣身
熊のことくなる毛生たり何れの国より習伝たるにや耳
かねをし又はち巻をセりうち見には制強に見ゆれとも
又多力なるもなしと角力さセるにみな腰より
まけて勝者なし腕と頭に力ありて重き荷物を
額へあてものをして負へり性甚た酒と多葉粉を好み
左丁
漁猟の得もの皆是に尽セり身心これか為に役セらるゝ
なり
一 女は髪をきりまわして禿のことし色白にして耳かねを
セり婚姻の約束極ると唇と手へ入墨する事古風なり
唇は廻りへ網の手のことく碁雁のことく色々の形を心々に
成セり仍手に文字多きをだてとするよしなり
のうへに帯をし襟に青玉を珠数のことくに連ねたる
ものをかけ又とて丸鏡のことくなる物に結を付
胸にかくる浜へ出る時は芽ハヽキをして夫に添て働く
事かい〳〵敷見ゆる夫は漁猟し女は薪を取を