Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

北海随筆 第34コマ

筑波大学附属図書館 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト

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  1. 三上正昭 454字
2026年4月30日保存
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右丁

  セす商等もセすして隠便なり目見の時は鹿皮

  等は着セす本邦の女衣裳の古きを着し帯をもする

  なり又を着するもあり目見済て領主より酒を

  たまひ又米を賜ハる木屋へ帰りて祝義ありたまものゝ

  酒を中座に居一同に円座して女は夫の後に座セり

  とも相対して手を摺て祝言あり女酒くみを

  とりて酒をもる亭主先呑て客へさし互ひに礼

  客あり髭揚とて竹へらのことくなるものを酒をもり

  たる椀の上に置てうけとり渡し有互に手を摺て

  慎しめる体なり偖左の手にて碗をとり右手に

左丁

  髭揚をもち酒をもりたる碗を捻廻し髭揚に酒を

  付て左右うしろへ酒をふりかけ口を曳て唱へ事をし

  祀り終りて髭揚にて鼻下の髭を揚酒を呑茶わん

  一はいの酒なれと二口三口に呑本邦の濃茶を呑体想にて

  急度慎しみ呑ふり甚以てよし碗をすゝりてしつく

  まて呑ほし又一はいうけて髭揚を乗セて亭主へ

  返す幾度も此礼義くすれす酒たけなわにおよひて歌を

  うたひ又上瑠理を語る声音は仏家の称名を唱ふる

  声のことし其後女に命して躍あり此おとり更に

  風流なし胸を手にて打又手を打てくる〳〵廻る

固有名・語句 →

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