Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

北海随筆 第35コマ

筑波大学附属図書館 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト

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  1. 三上正昭 470字
2026年4月29日保存
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右丁

  はかりなり鶴の舞といふあり鶴の羽翼ひらきたる

  体にて躍るなり折〳〵鶴の鳴声をまセて拍子を

  とれり甚興に入面白き体なれとも本邦の者見ては

  更におもしろからす上るりは上るりの音にて

  ゆるりと語りたるものなり尤はやめの所も有とみへて

  声音をはりセめてかたる所もあり一様の酒なれハ

  呑尽セるを期とす肴もいらす只のみに呑計り也

  目見済てよりハ町々へも出て商ひをもする也

  は年々には来らすのみ春毎に来る也予か

  旅宿へも両人招き酒を呑セけるに歌をうたひ

左丁

  ける故歌の言葉を通辞へ尋けれハ高き山へ登れハ

  波のよセくる見ゆる高き山へのほれハ波の音聞ゆると云

  事をくりかへし〳〵うたふなりといへり酒済て帰ると

  引続き謝礼として一人は嶋鳥の羽一尻一人はかいくしら

  一掛持参セり来るに連立ては来らす銘々に来れり

  是はより百二三十里といふ所の

  名はといへり名を尋事其者に尋てハ答へ

  さる法なり是か名は彼に聞彼か名は是に聞事なり此

  二人は御身方と申てにも功のあるもの也

  の時徒党セすしてへ泥進セしもの

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