Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

北海随筆 第37コマ

筑波大学附属図書館 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト

状態
翻刻済
翻刻
  1. 三上正昭 494字
2026年4月30日保存
みんなで翻刻
このコマをみんなで翻刻で開く
TEI
hokkai-zuihitsu/tsukuba.xml · pb n="37"
右丁

  ありていにしへ仙人住けるあとゝ云伝ける事ハあれとも

  社とてはなしといへりの聞違なるへし

  といふ所にといふ所あり此所より

  へ渡り給ふともいへり是も又定かならす

  に鍬先といふものありけるをの甲の鍬形なりとて

  宝物とし崇敬セし有けるよしの甲といふ所の

  語とすへき事もなく只いひならわセし事と聞ゆいにしへ

  戦争の時は落人とも多くへ落行けるまゝ

  をあさむき古来英雄の名をかりて威勢を張たる

  ものもあるへし今に兵具のあるは是より渡したる

左丁

  にくはなく落人の兵具の残りたるなりともいへり鍬先と

  いふは鍬の形セし物にて廻りに巴を彫入てあり則鍬の

  いまた独をなさゝる物のことくなれハのものとも鍬先と

  いひならはセしものなるへし是又の細工にあらす

  以前より渡りたるなるへし此鍬先甲の鍬形の

  ことくなる故の鍬形といひ伝へたるなりの宝

  物にて神物のことく崇敬セり中多くあるもの

  にもあらすまれに所持セる夷は秘して深くかくセり

  の事を夷言にといへり是は上瑠理に

  ありけるものと聞ゆ此浄るりの根元いかゝして作り

固有名・語句 →

翻刻 CC BY-SA 4.0・画像は各所蔵機関 rec.aynu.org