Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

北海随筆 第41コマ

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  1. 三上正昭 457字
2026年5月2日保存
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右丁

  にて怪我をして横死せる者は一類あつまり泣弔ひて

  出刃を以て弔ふ夷の頭を一打つゝ互ひに打て血を見て

  是を弔とする也横死せし者の苦しみをおもひやる

  心なりといへり

一 毒の事にて知たる者なし商船の者共は年々

  往来して数十日逗留する故懇意に成て隔意せされ

  とも毒の事は伝受する事なし女子共をたましすかして

  聞といへともいはさるは一同の守と見へたり毒を合するに

  一ト間へ籠り数日掛りて調合す毒薬の利をためし

  見るには己か舌を糸にてゆひ廻し舌の先へ少し計

左丁

  毒を置て心見る也毒気ゆるき時は又練直し幾度も

  練直して大切にする事也舌の上へ乗せて気の強きと

  弱きの差別知るとなり心見ると其まゝ舌は小刀を以

  こそけて毒をおとし糸をとくなり或時毒調合の所へ

  行合せるもの有ける時其まゝ薬種を隠しけるとなり

  其時余所なからみしに蝦夷附子の根第一の遣ひもの

  にて其外四種あり足高蜘も入といへりされは毒調合

  念入るゝ事断也熊とても一箭にてとまる毒なるに

  若薬気薄く一箭にてとまらさる時は熊の為に

  得らるゝ故極て念入る事也の熊は余国に無之

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