蝦夷方言藻汐草 巻末
ユーガラ 浄瑠璃の事
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原文の和解をルビで示す。下段は推定形・現代日本語訳。
本文・訳について
原文の句点ごとに翻刻・ラテン文字による推定形・現代日本語訳を並べる。原記録の括弧内の和解はルビで示す。[…] は語形を確定できない箇所、[word?] は候補形、訳の〔 〕は補足または未確定の解釈。語末子音・語境界・人称には不明点が多く、復元形は試読である。an=やa=などの人称形、ci-を伴う中相構文の区別も暫定的に示す。発言中の「私」はその発言者を指す。引用の境界や日本語の主語には文脈から補った箇所がある。
解釈:ERDAL 自動読解(試案) · 2026-09-09
カナ本文の比較では和解・注記・空白・斜線・句点を除き、子/ネ・井/ヰを対応させた。句点の有無による一対多の対応を許す。原文の異同は本文を変更せず、校合欄に示す。
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01ひとりの暮らしと沖の岩
02訪れを告げる音
03最初の客の装い
クツポケチユ。
〔刀などを〕腰に差して、
04ルウェサニへの戦いの話
05ウララモシリの名乗り
06シャンプトゥンクㇽとその妹
チコシレバ。
〔お前のもとへ〕たどり着くことを、
07女性をめぐる条件
アイヤヨヤレ。
私自身を〔どうにかする〕、
イヤイヌケシテ。
〔私を〕目覚めさせることを、
08人間とカムイの関係
イコアナツカ。
私に仕掛ける〔こと〕、
09客の発言が終わる
イヤコツイマ。
自分から離れたことを、
10刀を抜く
アヤウヱンヌカル。
〔私は苦しい思いをした、という読みか。〕
11刀の光と倒れる相手
アヤイウヱンヌガル。
〔私は苦しい思いをした、という読みか。〕
アンコシキル。
私は身を巡らせて、
12相手を外へ投げ出す
アノシライハ。
私はそこへ移した〔のか〕。
13次の知らせを待つ
14再びチャシが揺れる
イヲシリボソ。
〔私の方へ〕響き渡り、
アヤウヱンヌカラ。
〔私は苦しい思いをした、という読みか。〕
アンコトマセ。
私はそれを恐れ、
15二人目の客の姿
イヲシリガシユ。
〔私に対して〕姿を現し、
アンコシツキライ。
私はじっと見た〔のか〕。
16新たな戦いの申し出
17海を隔てた土地から
ヤイヌブンデ。
自ら〔勢いを示して〕、
チヱコヲマナン。
〔お前のもとへ〕行くことを、
18挑戦への応答
19刃と盾が交わる
20戦いの後の言葉
21倒れた客を運び出す
アヤイウヱンヌカル。
〔私は苦しい思いをした、という読みか。〕
アヤイノイケシテ。
私は自分に気付かせて〔か〕、
22訪れる者のない日々
23女性の来訪
チヱシヤムガリ。
〔誰かが〕近付いてきた。
24食事を用意する
25名乗りと結び付きの申し出
アンコヤイトバレ。
私は自分を〔そこに置き〕、