Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷紀行 第10コマ

龍谷大学図書館 · 491.7-26-W-3 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト

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  1. 川普京 369字
2026年4月21日保存
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 唯に蹲居して雨露を遁るのみにして殊に

 迫隘なり故に炊煮の事は晴雨共屋外にして是

 をなす穂猥哩名滞留の訳夷皆如此といふ

一軟弱の夷船なれハ其風波の為に破敗せられん

 事を思ひ夜毎に岸上に損挽揚け往道中

 一夜も水上に浮繁する事なし亦難苦の

 一端といふへし

同三日船を出して泊湾

なと称する所を過と称する所に至て泊す

同四日此所にして船中の雑具残して取置して空船

となし地上に挽揚るとする事のありて其日は

此所にて暮しつ

より此所に至るの海岸凡六里許の間

 大底岩角あしき処のみ多く殊に出碑ある

 処は悉く潮水ありて波濤の滞湧する事実に

 瀧壺の如し是によつて舟をよすへきの地方

 稀にして只上につらねたる

 の三処あるのみ然共何れの処も

 人家有にもあらす只船を繋〳〵に便よく且ハ

 産魚も有て良糧を取得へき所なるのみ其

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