Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷紀行 第9コマ

龍谷大学図書館 · 491.7-26-W-3 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト

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  1. 川普京 409字
2026年4月21日保存
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心気亦難得といふ漸七月二日に至て風波穏なる

事を得て船を出すといへ共烟霧は猶濃〱とし

て東西を弁知しかたし洋中を行事凡三里半余り

にして初ての地方と名付たる崎を見

かけ夫より地方に添ふて南流しと称せる

崎に至りけるに此所湖瀬ありて怒涛の激沸する

事実に急何の如くなれハ夷船既にたえさらんと

する事数度なりしを漸凌行て路の程凡十丁半

南の方と称する所に至り入湾の内に

船をつなきて和潮を待の間炎等驚魚を釣て水

煮し是を喰しむ草根不満の腹中僅に偏る事を

得て痛気も亦返く事を覚ふ其日も雨に傾きぬるに

漸減潮の候にむかゆ波濤も漸に静なれは其所を出

て一里半斗行其夜はと称する所に泊しぬ

一往道中の泊所何れの所といへ共夷船に寓するに

 有されは悉く海濱河岸に仮屋を造り是

 に泊す下是に倣ふ

一仮屋の製前篇中の部に載する如き椛木皮

 を以屋を覆ふ其状図の如し其同ねハ大抵柳

 枝の直なりを切来りて地上に立是を造る其中

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