龍谷大学図書館 · 491.7-26-W-3 · 画像の利用条件 · IIIFマニフェスト
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如斯する事なれハ此前の山路は大なる街道の
如く旦夏月中往還の諸夷も大抵絶る間も
なく此処に至りし時も(界の地名)
抔称せる異類の夷其外にも種々
の船八九艘も泊り在しといふ
一夷カラツト島に到る時ハ大抵を
乗下りて島に達すといへ共或は此処に至て前の
如く船を引越に出に渡る事有と云
一此処にて(地に居する者)の多
夷粟を船夷に贈りし故炊き食して甚美
なる事を覚ふと云
同六日を発して縁を下りけるに此川は小川
にして処々に岩瀬多く流下すへからさる処も有け
れハ船を下りて夷と共に是を挽に其流水殊に清
冷骨に徹して疼痛するに堪す蚊多し是
の如く烟霧又咫尺を弁せす漸にしての
源に出けれハ夫よりハ水も深く停滞する処もなく
と称する所を過きに入ぬ
一此湖水の両岸大抵石窟多く其広き所に至
りては両岸の直径凡一里許にして其中彼岸