Aynuitak Huskokampi Aomarepu アイヌ語古記録データベース Early Records Database of the Ainu Language

蝦夷方言藻汐草 乾巻 第86コマ

国立国語研究所 乾巻
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国立国語研究所 乾巻

第86コマ 翻刻済

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軒 イヱヤカラマン

垣 ツ゚マヽ▲トマム

窓 屋根 リーブヤラ

  上座 イトモブヤラ

  横  ロルンブヤラ

炉縁 イヌンベ

自在鍵 シユーニ

自在の綱 シユーツ゚

打掛 リキアニ▲マンキ

火棚 ランケバルカ

棚 シヤン

苫をふく串 シンニヌフ

戸口 アバシヤ

弁財船 ベイザイ

図合船図合舟(ずあいぶね)は「江戸時代から明治期にかけて、北海道と東北地方北部で、廻船や漁船として使用された100石積み以下の船」だそうです。[コトバンク](https://kotobank.jp/word/%E5%9B%B3%E5%90%88%E8%88%B9-539420)より クンギアシ▲ザイブ

Wereldmuseum Leiden

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このコマの語彙項目 (15)

見出し語形現代語形典拠
軒イヱヤカラマン 推定機械読解イイェヤカラマン平山裕人 2013 第3部 イエヤカラマン「① 軒;②」
垣ツ゚マヽ ▲トマム 低機械読解・辞書照合済ト゚ママ中川裕 1995 tumam
窓 屋根リーブヤラ 推定機械読解・辞書照合済リ プヤㇻ田村すず子 1996 ri「高い。… / (獣の皮)をはぐ、 …の皮をはぐ。…」, puyar「窓。…」
上座イトモブヤラ 未解釈
横ロルンブヤラ 中機械読解・辞書照合済ロルンプヤㇻ平山裕人 2013 第3部 ロルンプヤラ「① 窓(横);② 上座の窓(ロルンプヤラ)」(②は萱野辞典による); 田村すず子 1996 rorunpuyar「東窓、 神窓。…」
炉縁イヌンベ 中機械読解・辞書照合済イヌㇺペ平山裕人 2013 第3部 イヌンペ「① 炉;② 炉縁 (ろぶち) (イヌンペ) / ① 炉椽 (ろ・たるき);② 炉縁 (イヌンペ) / ① 囲炉裏 (いろり);② 炉縁 (イヌンペ)」(②は萱野辞典による); 中川裕 1995 inumpe「炉縁。」
自在鍵シユーニ 中スニ小松和弘 2000 スニ suni [OY60-121]; 平山裕人 2013 第3部 シユーニ「① 自在鍵;② 〈釧路〉炉鉤 (ろかぎ) (スニ)」; 太田満 2022 ローヤルアンテロープ(比較対象); 葛野辰次郎, 葛野辰次郎の伝承「閉式の祈り」(静内, 1983/1984)
自在の綱シユーツ゚ , 低スッ, イ田村すず子 1996 sut「(所は suci(hi) スチ(ヒ))祖母及びそれと同世代以上の親族の女子。… / (所は sutu ストゥ)…の根元のほう(下のほう)。」, sutu「(概は sut スッ)…の根元のほう。 / ぶどうづる(の皮)。」; 中川裕 1995 sut', -i「①祖母;「〜の祖母」〜スチ(ヒ) 〜suci(hi)。…」
打掛リキアニ ▲マンキ 低機械読解・辞書照合済リカニ田村すず子 1996 rikani「屋根を支えるために棟(むね)から直角方向に渡してある木、 たるき(垂木)。…」
火棚ランケバルカ 低機械読解・辞書照合済ランケ パㇻカ田村すず子 1996 ranke「(複は rapte ラㇷ゚テ)[ran-ke 下がる・(他動詞化)]①(一つ)を上から下へ下げる、 高い所にあるものを下に下ろす、 (空から)降らす、 (涙やしずくを)落とす。… / (くりかえし)…する、 (ときどき、 しょっちゅう、 毎日…)…する(反復を表す)。… / …ずつ。…」, parka「家の中の屋根に近い高い所。…」
棚シヤン 中機械読解・辞書照合済サン平山裕人 2013 第3部 シヤン「① 棚;② 棚、干し棚 (サン)」(②は萱野辞典による); 中川裕 1995 san「(単)サㇷ゚ sap(複)。… / 戸外で山菜類などを干すために作られる棚。…」
苫をふく串シンニヌフ 低シンニヌㇷ゚田村すず子 1996 kosinninu 【ko-sir-ninu】; Batchelor 1938 Chikoshinninup「n. A charm. An amulet. Syn: Aenupurube. Aeshiship.」, p.82; 平山裕人 2013 シンニヌフ「① 筈(とま)をふ(葺)く串;② 大地を縫うも の、ござピン (シンニヌㇷ゚)」
戸口アバシヤ 中機械読解・辞書照合済アパウㇱタ平山裕人 2013 第3部 アパシヤ「① 戸口;② 戸口(アパウシタ)」(②は萱野辞典による); 田村すず子 1996 apausta「戸(引戸、 ドア、 ふすま、 しょうじや板戸)。…」
弁財船ベイザイ 推定機械読解・辞書照合済ペンチャイ田村すず子 1996 pencay「交易の貨物船(「定期船」)。…」
図合船クンギアシ ▲ザイブ 推定機械読解・辞書照合済クンキ アㇱ田村すず子 1996 kunki「釘(くぎ)。…」, as「(音が、 声が)する、 (雨が)降る、 (風が)吹く、 (うわさが)たつ。… / (複は roskiro ロㇱキロ) ①立つ、 立ち止まる、 止まる。…」; 平山裕人 2013 第3部 クンギアシ「① 図合船 (ずあっせん);②」

翻刻者のメモ

  1. 図合舟(ずあいぶね)は「江戸時代から明治期にかけて、北海道と東北地方北部で、廻船や漁船として使用された100石積み以下の船」だそうです。[コトバンク](https://kotobank.jp/word/%E5%9B%B3%E5%90%88%E8%88%B9-539420)より — chinjuh