ヲヒヤウ
Japaneseオヒョウ(ニレ科)。『北海随筆』は樹皮を衣服アツシの材料に、幹を弓材に挙げる。知里真志保は日本語名を樺太白浦の opiw(樹皮)に由来するとし、村上啓司は呼称の地域分布から借用の方向に疑問を示している。
本文では木を指す地域的な日本語名として暫定分類する。知里辞典は北海道の木を at-ni、白浦の樹皮を opiw と記す。アイヌ語起源説はあるが、この用例を白浦のアイヌ語の直接の採録とする根拠はない。
References
Occurrences (2)
- University of Tsukuba Library · Page 31, line 19 · ヲヒヤウ
…しろ能にし床なくしてみな土間なり或は木皮にておほひたるもあり衣はヲヒヤウといふ木の皮を以て手織にし是をアツシといふ又鹿の皮をも着しあるにまかセたる体なるは寒暑散て覚へさ…
- University of Tsukuba Library · Page 39, line 8 · ヲヒヤウ
…つらふ事もなしとなり一男は半弓毒箭を持弓の長さ五尺計りヲンコ又はヲヒヤウの木の幹を丸削りにして弦は藤蔓の心を以てよりあわセて是を用ゆ強弓にて微力の者ハ引得す日本人肩を入…