アムール川下流、キジ湖側との交通に関わる集落。対照地図は「マリーンスク(キジ)[キチー]」と示す。 『蝦夷紀行』のキチー湖畔の集落。『蝦夷紀行』は日本で「キンチミ」と伝えられる場所と同じだと述べる。湖の水量が減ると船を泥の上で引かなければならないという水運の説明にも現れる。
名称の言語的由来は未確認。
参考文献
用例(4件)
- 龍谷大学図書館 · 第1冊 · 13コマ・2行 · キチー
…く浩々たる一大湖なり此湖時として水涸或は其半を減し又は大に減してキチーの辺に至る事あり夷等不幸にして其時に当り此所に至る時は泥上小船を挽き許多くの難苦を経てマンコーの…
- 龍谷大学図書館 · 第1冊 · 13コマ・9行 · キチー
…足の凍寒する事本邦の厳冬の如し同七日天湖中を行事凡二里半許にしてキチー(本邦の人伝称するキンチミなるものこれなり)と称する処に至りしに住夷等大に怪みて数十人群集して林…
- 龍谷大学図書館 · 第1冊 · 14コマ・11行 · キチー
…として人なき如きの類にあらす一此所既にマンゴー河の河岸なり同八日キチーを発してマンゴー河を上りけるに烈風にして船をやるへからす僅一里余上流してカウタヱと称する処に泊す…
- 龍谷大学図書館 · 第1冊 · 16コマ・13行 · キチー
…て後厨房の処に蹲居せしに衆夷等又大に怪み群来て林蔵を弄する事またキチーに陪せりといふ其後満州夷其みつから乗所の船中に滞留すへしと云けれは船夷是を許さす遂に船夷の仮屋中…