アツシ
Ainuアットゥㇱ(attus)。オヒョウなどの樹皮繊維から織る布と、それで作る衣服。『北海随筆』ではヲヒヤウの皮を織る作業、普段の服装、葬送の衣服に現れる。
沙流方言の両辞典に attus が載る。本文のアツシは布・衣服を指す歴史的表記。語の内部構造には辞典間で異なる説明がある。
References
Occurrences (5)
- University of Tsukuba Library · Page 31, line 20 · アツシ
…皮にておほひたるもあり衣はヲヒヤウといふ木の皮を以て手織にし是をアツシといふ又鹿の皮をも着しあるにまかセたる体なるは寒暑散て覚へさる故なり散し髪にてかふりものなく既に…
- University of Tsukuba Library · Page 32, line 16 · アツシ
…のことく色々の形を心々に成セり仍手に文字多きをだてとするよしなりアツシのうへに帯をし襟に青玉を珠数のことくに連ねたるものをかけ又シトキとて丸鏡のことくなる物に結を付胸…
- University of Tsukuba Library · Page 32, line 20 · アツシ
…芽ハヽキをして夫に添て働く事かい〳〵敷見ゆる夫は漁猟し女は薪を取アツシを織家事を勤る事本邦よりは女の心さし貞なり一婚姻は一類の縁を引て取組一類ならさるは取組す親族ハ其…
- University of Tsukuba Library · Page 34, line 1 · アツシ
…目見済さる内は外へ出す酒もりセす商等もセすして隠便なり目見の時はアツシ鹿皮等は着セす本邦の女衣裳の古きを着し帯をもするなり又シツトクを着するもあり目見済て領主より酒を…
- University of Tsukuba Library · Page 38, line 15 · アツシ
…兄弟といへとも打捨て山へ逃込見殺しにするとなり死者の取置は新しきアツシを着セ新しきむしろに包み山中へ埋む秘蔵セしものとも残らす菰に包み同所に置り家は焚て仕廻家内の者共…